高知エコ産業大賞は、その製品が、環境に配慮した製品であるか、
技術面や発想における新規性があるか、また、消費者のニーズに
応じた商品の工夫や販売活動を行っているか、そして、高知県の
活性化に向けた波及効果が見込まれるかという点に着目して審査
いたしました。
第11回 審査委員長(敬称略)
高知工科大学教授 筒井康賢
審 査 結 果 ● 高知エコ産業大賞 ● 耐震地下駐輪場「エコサイクル」 (千鳥配置型) 株式会社 技研製作所 ● 優秀賞 ● 「日本伝統の美 土佐和紙壁紙」(漉き込み和紙クロス) 株式会社 モリシカ ● 特別賞 ● 「社有林保全を中心とする環境管理活動 (民間企業初の高知県J‐VER認証)」 ニッポン高度紙工業 株式会社 |
審 査 講 評 ● 高知エコ産業大賞 企業名:株式会社 技研製作所 受賞対象技術:耐震地下駐輪場「エコサイクル」(千鳥配置型) 審査委員会では、 多面的なエコの視点がある 広い視野で見るとコンパクトシティーの面からも評価できる 防災(地盤の強化)も兼ねた拡販のチャンスにもなる 将来コンセプトとして「レンタサイクル」を視野にしていることも評価できる など高評価でした。 私が11年続けています機械振興協会の表彰事業でも、10年前に新機械開発賞で機械振興協会賞を受賞しています。そのエコサイクルが、新たに千鳥型配置にして収容能力も増大しています。2年前だったか競合他社、大手企業が、同様な地下駐輪システムを応募してきましたが、10年前の技研製作所のエコサイクルに比べて全く新規性がないとヒヤリング審査にも残れませんでした。この千鳥配置型で、全国版の賞にも再度トライして下さい。 ● 優秀賞 企業名:株式会社 モリシカ 受賞対象製品:「日本伝統の美 土佐和紙壁紙」(漉き込み和紙クロス) 審査委員からは、 土佐和紙製造業の伝統技術を生かしている 抄き込みの技術は従来からあるが、入れる材料の選択、地産外商の観点から評価できる 壁紙として材料から設計・施工までのシステムができている 土佐和紙の原点を踏まえて、更なる販路拡大の機会になることなど期待する 現実に良く売れており、一般には受け入れられている ネーミング、風合い、価格も良い 今後が期待できる ● 技術賞 該当なし ● アイデア賞 該当なし ● 特別賞 企業名:ニッポン高度紙工業 株式会社 受賞対象活動:「社有林保全を中心とする環境管理活動 (民間企業初の高知県J‐VER認証)」 県内企業が高知の山へアクションを起こしたことを高く評価し、こうした活動がさらに広がることを期待する。 企業が負担をしながら活動していることを評価する。 間伐残材をそのまま放置すると腐食しCO2が大気に戻ってしまう、残材を燃料等に再利用して初めてカーボンオフセットが成り立つ。そういう意味では活動のさらなる深化を期待する。 |
問い合わせ連絡先 高知エコデザイン協議会事務局 担当:安岡 高知市布師田3992-2 ぢばさんセンター5F TEL & FAX 088-803-1073 |